愛犬とのお別れ

17歳6カ月の愛犬が虹の橋を渡った。

老衰だった。

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最後の2年は、ほぼ寝たきり状態で手のかかる子だった。

介助なしでは自力で水や食事を摂れず、何度もおむつ交換し、硬直した手足のマッサージ、歩行介助、床ずれ防止の体位の変換が必須だった。

視力や聴力も失い、認知症も酷かった。

 

今までブログに書かなかったが、週末は愛犬に付きっ切りの介護生活だった。月ー木は母が介護し、金ー日はジェニーが担当。

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認知症の影響で愛犬はぐっすり眠れず、1時間半寝ては、1時間食事・おむつ交換・歩行介助、1時間半寝ては、食事・おむつ交換・歩行介助、というサイクルで24時間生活していた。

 

当然ながら、私たちは昼夜逆転し、慢性不調に陥った。

 

昔、家族の介護を亡くなるまで手伝ったことがある。壮絶な経験だったため、犬の介護はマシだろうと思っていたが、老犬の介護もノイローゼになるほど困憊した。

 

愛犬を家に置いて出掛けることが難しく、私たちの負担は大きかった。

疲れ切って、あまり愛情を持てなかった日も多々あった。

 

しかし、いざこの世界から愛犬がいなくなると、とてつもない喪失感に悩まされている。

 

夜寝れなくていいから戻ってきてほしい。

週末は遊びに行けなくていいから戻ってきてほしい。

ずっと傍にいてほしい。

 

亡くなってから、もうすぐ3週間。

犬一匹いないだけで、世界が変わってしまった。

 

会いたい。

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